The Westwinds PEI
カナダ留学&
ホームステイ心得
留学を成功させるために!
① 何のためにカナダに来ているか、しっかり覚えておきましょう。
あなたが語学留学を決めた理由は何ですか?
『選考する科目を英語で学びたい』『海外で生活しながら生きた英語を学びたい。』『将来グローバルに活躍するため、ネイティブの英語に触れたい』など色々あるかと思いますが、多くの人の一番の理由は、『英語が話せるようになりたい。』だと思います。
それでは、あなたの留学はどのくらいの長さですか?
1年?半年?もっと短期の方もいるでしょうね。
この期間の間に、あなたは自分の目標に近づかなくてはなりません。
留学生活が始まるとこれまでと全く違う環境での暮らしになります。未成年の方にとっては特に、ご家族と離れての生活がスタートし、緊張して萎縮してしまう方、物事が上手く行かず憂鬱になってしまう方、もしくは逆に開放的な気分になる方もいるかもしれません。
でも、留学期間は、限られた特別な時間です。そして、後で思い返すと、信じられないくらい短い期間です。
常に「なぜ今自分はここにいるのか。」を覚えておいて、精一杯頑張ってみましょう。
何か辛いことがあったら、いつでも相談してください。一緒に解決できるよう、私も精一杯サポートします。
② 沢山の人の助けがあって留学していることを理解しましょう。
留学が実現するまでを考えてみてください。全ての過程に、色々な人が関わっています。
未成年の方は特に、ご家族に感謝しましょう。
留学は決して安いものではありません。行きたくても行けない人が沢山います。留学できるあなたはとてもラッキーなのです。
成人の方の中には、留学の手続き等を全部自分でやった。費用も100%自分で出した。という方もいらっしゃるでしょう。でも、あなたを受け入れる側の人たちの努力も沢山あって留学が叶っています。
助けを受けることを当たり前だと思わず、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
③ ホームステイはホテル滞在と違います。自分も協力しましょう。
ホストファミリーに対して、「お金を払っているんだから、色々やってもらって当たり前」という考え方は絶対にやめましょう。
ホームステイというシステムを使うことで、留学生の皆さんは低料金で長期滞在をさせてもらっています。1日あたりたったの約$30で、自分だけの部屋がもらえ、朝昼晩のご飯付き、光熱費も込み。送迎をしてくれたり、自分たちのアクティビティに一緒に連れて行ってくれたりする家族もいます。その上、ホストファミリーと会話することで、毎日タダで英語の日常会話レッスンを受けているようなもの。学生側からすれば、何とも素晴らしい環境だと思いませんか?
逆に、ホストファミリー側からしたらどうでしょう。食費と光熱費を抜けば、1日あたりの金銭的なプラスは微々たるもの。それなら何故彼らはホストファミリーをしているのか。
多くのホストファミリーは、留学生を受け入れることを「ボランティアのようなもの」と考えています*。頑張って英語を習得しに来ている外国人の学生を助け、異文化交流を楽しむためにプログラムに参加してくれているのですから、皆さんからも積極的に仲良くなりましょう。自分の部屋の掃除、自分の服の洗濯はもちろんのこと、お手伝いできることがあれば申し出てあげましょう。
ホストファミリーと仲良くなると、滞在がぐんと質のいいものになりますよ。
*(そうではないホストファミリーもたまにいます。不当に手伝わされる、食事の質が明らかに悪い、などの問題がもしあれば、すぐに私までご相談ください。)
④ 日本人とだけ付き合うのは絶対にやめましょう。
『ついつい同じ日本人同士で集まってしまう。』
留学生が陥りやすい問題がここです。(私自身も経験があります。)
家族とも友達とも離れて生活するので、寂しくてついつい日本人と友達になってしまうというのは納得できますが、これでは遥々カナダまで来た意味がなくなってしまいます。
プリンスエドワード島は田舎の小さな島なので、日本人留学生の数も大都市に比べれば少ないですが、それでも自分で気を付けないと、留学期間ずっと日本語で話していた、なんてことになりかねません。
日本人の友達が出来ることは決して悪いことではないですが、グループの友達がみんな日本人では、英語での会話にはまずなりません。
グループの中に一人でも他の国の人がいるば英語を使わざるを得なくなるので、意識して他の国の人と交流してみましょう。
⑤ 最初はとにかく聞くこと!それが第一歩です。
カナダに来た一番最初は、まだ英語が聞き取れなくて苦戦するかもしれません。
ホストファミリーが何を言っているのか分からない。自分の言ってることが伝わらなかったらと思うと、現地の人に話しかけるのが怖い。。。みんなが通る道かもしれませんね。
でもカナダで暮らすうちに『耳が慣れる』という感覚が分かるかと思います。
私が昔、語学学校の教師から教わったことは、
「赤ちゃんが言葉を覚えるのと同じやり方で勉強するのがいい。まずは周りの人がしゃべるのをとにかく聞くこと。最初は分からなくてもいいから、意識を向けて聞く。TVでもラジオでもいいから、出来るだけたくさん英語を聞くのが大事。それからマネしてしゃべってみる。伝わらなかったとしてもいい。聞いて、しゃべる。読んだり書いたりはそれからだ。」
ということでした。
カナダに来る前に日本で予習したい、という人は、海外ドラマなんかを1日中流しっぱなしにするといいかもしれませんよ。
⑥ 自分の身は自分で守りましょう。
日本を離れて、家族と離れて、カナダで暮らす。
怖いと感じますか?それとも開放的だと感じますか?
カナダと日本は、価値観や物の考え方が大分違います。
基本的にカナダは「自己責任」の国。
高校でも大人(先生)がルールを決めて管理する日本と違い、カナダではある程度の年齢になると、自分の意志が尊重されます。
これは、たとえ未成年者でも一人の人間として扱ってくれる半面、自分で選んだ道、自分のしたことは、自分で責任を取るという考え方で、当然メリットとデメリットがあります。
例えば、たばこを吸っている高校生を見かけても、何も言わない先生もいるそうです。
「害に対しての情報提供はしたから、その後で吸うか吸わないかは自分で決めてよし。」ということ。(警察には掴まりますが。)
また、学校をさぼる生徒に対しても同じで、
「授業を受けないことで後で苦労するのは自分。それを選ぶならそれは本人の自由。」
何とも放任主義だなぁと思いますが、それがカナダです。
さてここで、留学生となるあなたの選択はどうでしょう。
滞在中に、誘惑がないとは限りません。
「日本では出来ないから良いチャンス」と思って、日本では違法のものに手を出しますか?
クラスの友達がやっているから。
誘われたから。
カッコいいから。
そういう機会がもしやってきたら、このページの冒頭を思い出してほしいのです。
『何のためにカナダに来ているのか、しっかり覚えておきましょう。』
あなた自身の努力と、あなたの留学に携わったすべての人の協力を無駄にしないよう、
あなた自身が考えて、自分にとって一番だと思う道を選択してください。